人間の味は綺麗じゃない
突然ですが、いつ覚えたかわからない
不思議な言葉ってありますよね。
絶対に親じゃないんだけど学校でもなくて
本やテレビから‥？いつ覚えたっけ？
という言葉。
たとえば、胸にブローチ、
ていねいに生きる系グループの人が
よく使う〈ほっこり〉とか。
‥かなりの悪態。これは、なりたい
なれないが故のアイロニーあんどジェラシー。
服を机だか床だかわからぬところに並べ
腕の部分を曲げちゃったりして
靴下をサンダルに入れて立体にしていたり
たゆまぬ努力、血と汗の結晶である
ファサーっとしたフィルターのかかった
おしゃれな写真。いいね多数。
そこに添えられた甘いほんわかとした詩。
＊
＊
今日は恋人とお休みを合わせて
前々から行きたいと思っていた
カフェに行ってきました。
この前のお休みの時に
お迎えした〇〇の靴下と
〇〇のサンダルを合わせてみました。
＊
とても心地よい空間で
お皿も可愛くて、コーヒーも
美味しかったです。
＊
いつもわたしのわがままに
付き合ってくれてありがとう
コメント(51)
☆:いつも◎さんの投稿に
ほっこりしてます♩ブローチは
どこのブランドさんのものですか？
というような。
わたしのブラックひねくれ具合が
投稿2つ目から、全面に出ていて
目も当てられないですか。
サングラスしておけばよかったですか。
そんなもんです。人なんて。
なりたい自分となれない自分があって
早めに、ぐぬぬな部分を見せておいた方が
よろしいでしょ。嫌いになるのは
早めの方がよろしいでしょ。あぁ哀しい。
ただ、にんげんは、この人たちのように
綺麗でも丁寧でもないと思いますわ。
熱くなる夜にシャツのシワとか気にしないでしょう。
おじさんに足を踏まれたら嫌な顔もするでしょう。
暖かいお風呂に浸かったら、あぁ〜と声がでるでしょう。
美味しいご飯食べるために、好きな服を着るために
一生懸命働いているのでしょう。
そんな綺麗なものじゃない。
しかし、きっとわたしは、一歩間違えば
間違えばというより、あわよくば
そちら側にゆきたいとすら思っている
部類のひとだと思います。
こんなひどいことを書いていることなんて
すっかり忘れて「お迎えしました」
とか言いたいのだと思います。
すれ違ったあの人格好よかったな〜
あの好きな人、何であんな女の人と
付き合ってるのかしら。というような
下衆な感情を隠して。
ほっこりほっこりしたい。
ほっこりだけをお届けしたい。
綺麗じゃないはずの人間を綺麗にていねいに
見せる人たちを尊敬しています。
しかし、かたや
ロックを聴いて育ったわたしは
古着が好きで、柄々なレトロシャツに萌えて
ジャニスジョプリン聴きながら
古着屋さんで買った古いコーチを
ユーチューブを参考に磨いたりしたいのです。
一生ほっこりなんてお届けできません。
くそくらえです。
自分があるのかないのか。
やんなっちゃいます。
でも、そのときそのときで
すき！すき！な方向にゆけば
よいのだと思います。
遠くにすき！があるのであれば
多少の困難も覚悟して
すき！に向かって。ね。
とりあえず、危害加えられた訳でも
ない種族の人に悪態つくのはやめましょうね。
柄が悪いったらありゃしない。
やだなーこわいなー。わたしったら。
今後とも情緒不安定なわたしを
どうぞよろしくお願いします。
最近なんだかその手の病気なのではないか
とすら思っております。
そんなこんなで
まいおし。
